CES2017直撃! 次世代技術の動向に迫る

2017年1月5日から8日にかけ、今年で50周年を迎えた世界最大規模の国際家電ショー、CES(Consumer Electronics Show)がラスベガスで開催されました。出展企業は過去最大の約150か国、3800社。来場者を含む17万人が参加し盛大に行われました。従来、CESはコンセプト展示が中心でしたが、今年は量産型モデルも数多く展示されていました。一番の注目はVR製品で、展示数は昨年比で79%増となりました。自動運転技術(ADAS)、車載デバイスなども人気で、展示スペースは約20万平方m以上割り当てられていました。CESの視察を通して、最先端製品を中心に9つの次世代トレンド予測を立てました。

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ゲーム市場を変える!?バーチャル・リアリティ『VR』の世界

2016年現在、バーチャル・リアリティ(VR)がゲーム市場のトレンドです。複数のVR用コンソールが年内に発売されます。VR対応のアプリケーションは将来に渡って拡大する可能性があるとはいえ、市場は主にゲームに熱い視線が注がれているようです。アリオンは、まさに今こそがVRゲームシステムの状態を検証するための最善のタイミングであると考えています。そこで今回は、ホットなVRゲームの紹介と、特に注目を集めている3つのVRハードウェアについてご紹介いたします。

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映像の鮮明さを左右するハイダイナミックレンジ(HDR)

「2010年、秋の夕暮れ時、我々一行はイスタンブールのブルーモスクに到着した。空が徐々に暗くなってゆく頃合い、濃い青の夜空の下で、街路灯に照らされた街並みは非常に美しいものだった。鳥の群れが建築物の中央にあるドームの上空で飛び回るその瞬間、私と友人はカメラを取り出し、その瞬間の美しさを写真に残そうとした。しかし、カメラの機能を調整したり、違う角度から撮影したりしても、捉えた画像は自然さに欠け、肉眼に映った画像をリアルに残すことができなかった。」 Read more

Embedded World 2016 注目のIoT技術、その課題はセキュリティにあり!

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アリオンは2016年2月23日(水)~25日(金)の3日間にわたってドイツ ニュルンベルグで開催された「Embedded World 2016」に参加しました。「Embedded World 2016」は、900を超える出展企業数を誇る、世界最大級の組込み開発技術のための総合展示会です。ハードウェア(コンポーネント、モジュール、システム等)、ソフトウェア(OS、アプリケーション等)に関する最新の組込み開発技術が一同に展示されます。

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モノとモノとが結ばれる、ユビキタスなIoTの世界

いま、注目されている言葉、IoT(Internet of Things、モノのインターネット)というと、耳にしたことがある人は多いことでしょう。しかしIoTをどう言い表すべきかとなると、多くの人は言葉に詰まるのではないでしょうか。近頃の技術関連メディアはIoTの時代到来を喧伝し、市場規模が数兆ドルに達するとまで説明するところもあります。一方でIoTがどんな影響をもたらすか、よくわからないという人は多いでしょう。一体、IoTは私たちの暮らしとどんな関係があるのでしょうか。将来の産業、仕事、生活は、どう様変わりするのでしょうか。

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スマートウォッチ市場動向:末端市場の主流商品となるか?

ウェアラブル市場は、最近のIT技術分野で最も話題を集める製品分野となりました。これらの機器群はますます使い勝手が良くなっており、以前はスマートフォンやタブレットといった、モバイル機器でしか利用できなかったようなメッセージ機能やビデオ通話といった様々な機能が追加されています。今回アリオンでは、ウェアラブル市場におけるスマートウォッチの動向を観察し、IT機器市場における主力製品となり得るかどうかを検討しました。

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IAA2015レポート:自動車技術の最重要トレンド、コネクテッド・カー

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2015年9月17日から27日の日程で、第66回フランクフルトモーターショー(IAA Cars 2015)がドイツで開催され、最先端の自動車技術が展示されました。Automotive Industry(VDA)German Associationによると、今年は、210台のプレミアムカーが展示されたとのことです。これは前回と比較して増加しており、北米と欧州における自動車需要の増加を受けたものでした。多くの自動車メーカーは、省エネ性能とコネクティビティの革新に焦点を当てた展示をし、自動車部品サプライヤー、インフラ事業者、そしてコネクティビティ分野の製品・サービスベンダーらは新技術を展示し、コネックテッド・カーの利便性をアピールしていました。今年のテーマは『New Mobility World』と題した業界横断的なもので、コネクテッド・カー自動運転E-モビリティ(EV等)アーバン・モビリティ、そしてモビリティ関連の新サービスといった複数の主要技術が展示の目玉となっています。IAAが『New Mobility World』を推進する目的は、未来のモビリティに関する新たなプラットフォームの提案でした。

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SD UHS-IIインターフェースの登場によるIoTの新たな可能性とは?

私たちの日常生活の中で、モバイル機器はもはや必要不可欠です。しかし多くの場合、モバイル機器内部のメモリ容量は不足しがちです。そして残念なことに、写真や動画撮影、アプリケーションのダウンロードなどにより、メモリ不足の問題は改善されるどころか悪化するばかりです。多くのユーザーはこの問題を解決するために、SDカードを利用して容量を増やしています。統計データによると、スマートフォン全体のうち75%がマイクロSDスロットを搭載しているようです。多くのモバイル機器にとってSDカードは重要な機能の一つであるといえます。SDメモリ技術の業界団体であるSD協会(SD Association、以下SDA)は、絶え間なく増大する要求に対してSDカードの仕様やプロトコルの改善を継続的に行っています。

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IoT分野で注目の集まるスマートホームソリューション

台湾経済日報(Economic Daily News)が主催するイベント、台湾テクニカルフォーラム2015(The 2015 Taiwan Technical Forum)が7月28日に閉幕しました。今年のメイントピックは「モノのインターネット(IoT)」に関連するデバイスとアプリケーションでした。とりわけ、IoT分野の中でも最も注目を集めているのが、『スマートホーム』です。我々の生活において身近に使用されるこれらのデバイスは、近年、様々なメーカーが対応デバイスを作り出しており、新たなビジネスチャンスを掴むべく市場を拡大させています。

スマートホーム市場は成熟が早いことから、2016年中にはスマートホームデバイス需要増大が見込めるとメーカー各社は予測しています。市場シェアを効率的に獲得するためには、マーケティング戦略に注力するだけではなく、製品性能や安定性、互換性といった部分にも注力する必要があります。

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CES 2015で見えた未来の技術トレンドとは? – CES 2015参加報告

CES(国際家電ショー)で毎年注目を集めていたスマートフォンですが、2015年のCESでは人々を驚かせるような新製品はどのメーカーからも発表されませんでした。スマートフォンは既に技術的に成熟していると見られており、各メーカーの製品には大きな違いがなく、また革新的な技術も見られません。一方で2014年に続いて2015年の展示会でも最も注目度が高かったのはウェアラブル端末でした。アリオンはこの最先端製品に焦点を当てて、未来のトレンドに関する4つのポイントを整理しました。

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