スマートフォンには多彩な機能が搭載されています。アリオンでは以前実施した試験内容 (ディスプレイ、カメラ、オーディオ、タッチパネル)に加えて、スマートフォンのWi-Fi性能評価を提供しています。Wi-Fi性能評価では、ラボ内にある電波暗室で試験を実施するほか、オフィスや家庭環境といった、普段わたしたちが実際に暮らす空間をシミュレートした環境下を構築し、その環境を通してユーザーが利用する際の行動により適した試験を実施しています。
スマートフォン
スマートフォンのユーザー・エクスペリエンス最適化検証―音質編(下)
音声入力側の音質試験は人々の関心が出力側ほど高くない上に手順も煩雑であることから、試験報告書はあまり多く見られません。本稿は、イヤホンマイクのジャックの入力音質評価、内蔵マイクロホンの一部機能を含んだ、入力音質の測定による評価比較レポートです。音声周波数測定の経験を積み重ねてきたアリオンの試験チームが作成しています。
スマートフォンのユーザー・エクスペリエンス最適化検証―音質編(上)
消費者のスマートフォンに対する要求レベルがかなり上がってきています。以前に取り上げたディスプレイやカメラの品質はもとより、スマートフォンで音楽を聞く人が増えていることから、音楽愛好家にとっては音質の良し悪しこそが肝心です。しかし、単純に人の耳で音質の良し悪しを判断するのは主観的であるため、アリオンでは測定機器を用い、減衰、歪み、クロストーク、ノイズといったスマートフォンの音質を解析し、メーカーごとの違いを比較分析してみました。
スマートフォンのユーザー・エクスペリエンス最適化検証―カメラ編
写真撮影は、スマートフォンの必須機能であり、カメラの性能は毎年向上しています。高い画素数と豊富な機能のカメラが搭載されたスマートフォンは消費者の購買意欲を掻き立てます。今回は、好評だった前回の「スマートフォンのユーザー・エクスペリエンス最適化検証―ディスプレイ編」に続いて、カメラ機能の試験についてお伝えします。カメラ機能に対し、「Competitive Analysis(CA)」、「User Experience(UX)」という二つの分析側面から試験を実施しました。
スマートフォンのユーザー・エクスペリエンス最適化検証―ディスプレイ編
モバイル・コミュニケーション技術の迅速な発展より、スマートフォンは人々の生活に欠かせないデバイスとなりました。革新的な技術は人々の目を一新させ、基本的な機能でもカメラの画像や感光、タッチパネルや音楽品質の向上はより良いユーザー・エクスペリエンスを提供するべく進歩し続けます。つまり、各メーカーは開発時にハードウェアのスペックの進歩を求められるだけでなく、ユーザーが実際に使用する際の機能ごとの価値の向上も考慮しなければなりません。